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木部のDIY

こんにちは。

朝晩は涼しく、日中は動くと汗ばむ気候が続いています。

体調管理には注意したい季節ですね。

 

 

さて今回は、『木部のDIY』についてです。

先週のブログで『木部塗装』の重要性についてお書きしました。

外壁はまだ綺麗だけど、ウッドデッキが傷んできて…など外壁自体ではなくて

木部の劣化や汚れが気になっていませんか?

そこで、ご自身でもできる木部塗装について紹介します。

 

 

 

 

とは言っても木部塗装はとても難しい!!

 

【塗料の選び方】

木材は傷みやすく繊細です。高機能な塗料を使ってしっかりと保護することが大切です。

あまりにもグレードの低い塗料ですと、塗膜が付きにくかったり剥がれやすかったりと

何度もメンテナンスすることなり、コストパフォーマンスが悪くなってしまうおそれが

あります。

木部用の塗料は、大きく分けると浸透タイプと造膜タイプに分かれます。

それぞれにメリットデメリットがあるので、特長を理解した上で適したタイプを選択

しましょう。

   浸透タイプの塗料

  《メリット》  保護成分を染み込ませることで木材を守ります。

          木材が持つぬくもりのある質感をそのまま活かすことができます

          塗料自体の扱いは簡単で、手の届く範囲ならDIYで比較的容易に

          塗り替えることは可能です。

 

  《デメリット》 塗膜を作らないため耐久性が弱いです。

          塗膜で雨を弾くことができないため、塗料の持つ保護効果がどんどん

          失われてしまいます。

          環境にもよりますが、3年以内には塗り替えが必要になることが多いです。

 

 

   造膜タイプの塗料

  《メリット》  表面に形成された塗膜が水や汚れをはじくので、浸透タイプの塗料に比べ

          耐久性が高いです。

          環境によっては6年程度持つため、浸透タイプの2倍程度も長持ちします。

 

  《デメリット》 木材ならではの自然な風合いが失われやすくなります。

          木材は膨張と収縮を繰り返すので、塗膜がひび割れやすいです。

          塗膜がひび割れるとそこから雨水が侵入してしまいます。

 

 

【木部をDIYで塗装する流れ】

 

1.足場の設置

外壁の上部などの塗装は大変危険です。

脚立やはしごを使った作業は、どれだけ気をつけていてもケガのリスクは高くなので

安全面を考慮して高い部分の塗装は行わない、または業者にお願いして足場を設置して

ください。

 

2.洗浄

いきなり塗装をしても塗料が上手く塗れないため、まずは塗装する部分をきれいに

洗浄します。

洗浄せずに塗装をすると、ほこりやカビなどの汚れに塗料が付着して、剥がれやすく

なってしまうので、洗浄は念入りに行います。

高圧洗浄機がある場合は素早く洗浄できますが、洗浄機がない場合はブラシやシャワー

などを使って丁寧に汚れを落とします。

細かい部分もきれいにすることが大切で、表面だけではなく溝部分の汚れもきちんと

かき出します。

 

3.養生

塗料はそのまま塗ると周囲に飛び散ってしまうことがあるので、塗装箇所以外は養生をして

保護します。

ガムテープでも代用できますが、市販の養生テープやマスキングテープなどを使ったほうが

扱いも簡単で、後で剥がす時もスムーズに作業ができます。

 

4.下地処理

下地の処理が大切です。

サンドペーパーを使って残っている塗料を剥がします。

下地の処理を怠ると塗料が上手く付着せず、すぐに剥がれてしまうので念入りに行います。

また、軽く削るだけで小さなひび割れなどは補修できることもあり、他の部分に問題がないなら

これだけで作業が終了することもあります。

大きなひび割れがある場合はコーキング材などで埋めて、平らな表面を作っておきます。

下地処理は仕上がりを決める重要なポイントであるため、妥協せず念入に行います。

 

5.下塗り

きれいに塗装をするには、複数回にわけて何度も塗ることが大切であり、最初の工程として下塗りを行います。

下塗りはもっともベースとなる部分であり、その後に重ねる塗料を付着させやすくする効果があります。

つまり、下塗りが正しくできていないと重ねた塗料が剥がれやすく、塗り直しとなって余計な手間がかかって

しまうので注意が必要です。

下塗りはローラーで広範囲を塗っていきますが、細部はブラシやハケなどを使います。

細部の塗り込みが甘いと、これも剥がれの原因となるため作業は丁寧に行います。

 

6.中塗りと上塗りをする

下塗りが完成した後は、きちんと乾燥するのを待ってから中塗り、上塗りと作業を進めていきます。

それぞれ完全に乾燥させることが大切であり、乾いていないうちに塗り重ねてしまうと剥がれやすくなって

しまいます。

きれいな仕上がりを期待して、気長に乾燥するのを待ちます。

 

 

 

木部塗装は熟練した職人でも難しい塗装です。

塗料の選び方から始まり、洗浄や下地処理などひとつひとつ丁寧に行うことが重要です。

江戸建装では、木部のみの塗装も承っております。

外壁に比べるとどうしても劣化の早い木部。

どんな塗料を選べばいいかわからない、高所の作業もお願いしたい、できるだけコスト

を抑えたいなど、お客様のニーズにあったプランでご対応させて頂いております。

 

お見積り段階からアフターフォローまで、お客様のお悩みを解決いたします!

 

 

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